残置物のエアコンには注意?「お部屋探し」の盲点とは【設備編】

残置物のエアコンには注意?「お部屋探し」の盲点とは【設備編】

進学や就職によって初めて一人暮らしをするなど、この季節は部屋探しで忙しい人が多くなりますが、部屋探しの際はさまざまな点に注意が必要です。家賃や立地などの条件は当然のことながら、設備の確認を怠ったばかりに、入居後貸主や不動産会社とトラブルになったり、思わぬ出費があったりと、入居早々不快な思いをしたという事例も少なくありません。

今回は具体的な失敗例から、設備に関しての注意点や確認方法をご紹介します。

エアコンが残置物?修理は借主がしないといけないなんて……

「エアコン付きのアパートに入居。しばらくはエアコンも使用可能だったが、突然故障してしまった。家主側に修理を依頼すると、エアコンは前の借主の残置物であり、修理は借主が負担してほしいと言われた」

このような事例は数多くあります。問題なのは賃貸借契約を行う時点で、エアコンが残置物であり、修理の際の負担はどうするのかの説明(重要事項説明)があったか、重要事項説明書や契約書に記載されているかという点ですが、うっかり聞き逃してしまった、契約書を確認していなかったということも多いようです。

契約書や重要事項説明書に残置物の修理についての記載がある場合は、借主側に修理義務が発生します。しかし、何の説明もない、契約書にも単に付帯設備として書かれているだけなら、貸主側に修理の負担義務があります。

このようなトラブルを回避するには、設備が残置物か付帯設備かの確認が大切です。貸主が付帯した設備でも、借主の故意や過失よる故障、借主の管理義務を怠ったことによる故障などは借主側に修理義務が発生します。

耐用年数をだいぶ超えた設備は電気代が高額に

「エアコン付きのアパートに入居しているが、20年前の古いもの。真夏や真冬は電気代が跳ね上がり困っている。また、エアコン使用時モーター音がうるさく、気になってしようがない。取り替えを要求できないものか」といった相談も多くあります。

エアコン付きだから入居時の初期費用は安くついたものの、生活を始めてからの電気代などのランニングコストが高くつくのは困ります。

最新の家電ほど省エネ効果が高くなっているのはご存じだと思いますが2000年以前のエアコンの消費電力は1,000Wを超えます。最新のエアコンの消費電力は600W程度ですから倍近い電力を消費するということです。また、エアコンは古くなると騒音がしたり、カビ臭くなったりします。

しかし、故障ではなく普通に使用できる場合は、取り替えを要求してもなかなか取り替えてもらえないのが現実。対策としては、やはり契約前に年式の確認が必要です。国が発表しているエアコンの耐用年数は家庭用で6年程度。耐用年数イコール寿命ではありませんが、各メーカーでもエアコンが故障したときに必要な性能部品の最低保有期間は10年程度(メーカーによって異なる)になっています。ということは、「10年が経過した製品については、もう取り替えてください」というメーカー側のメッセージとも受け取れます。

10年程度経過しているエアコン付きの物件を借りる場合は、故障するまでの間は電気代が高くなることや臭いなどを覚悟する必要があります。10年以上経過したエアコンの場合は、契約前に取り替えの交渉をしてみましょう。

契約前に確認をしたほうがいい住宅設備

近年は充実した設備をウリにした物件も多くなり、エアコンの他にも温水洗浄便座や浴室乾燥機、冷蔵庫、家具・家電付き物件などもあります。

やはり契約前に全ての設備の年式と、問題なく使用可能か確認はしておきましょう。故障の際は貸主負担であっても、住宅設備機器の耐用年数はほとんどのものが7年程度になっています。それ以上に古くなると浴室乾燥機の場合はなかなか乾かない、消費電力が大きいといった問題が発生します。

また、古い物件を借りる際には電気容量(30Aなら安心、20Aならブレーカーが落ちることもある)や給湯設備、水の出具合などもしっかりチェックしておきたいものです。

設備が充実している賃貸物件はその分だけ家賃も高くなっています。高い家賃を払いながら、古い設備で光熱費が高くなってしまっては二重の損失です。入居後に後悔なく、新生活を気持ち良くスタートさせるためにも、部屋探しには注意して、内見時の設備の確認は怠らないようにしましょう。

執筆
オウチーノニュース編集部

マイホーム購入のダンドリ、不動産売却にかかる費用、賃貸物件の探し方など、住まいの基礎知識から契約、税金といった専門的な内容までわかりやすく解説。宅地建物取引士や司法書士、税理士、FPなどの不動産・お金の専門家が、監修・執筆した記事を配信しています。
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