更新料を払わないとどうなるの?

更新料を払わないとどうなるの?

賃貸契約には基本的に契約期間というものが設けられています。一般的な賃貸契約の契約期間は2年間なので、要するに2年ごとに契約を更新していかなければいけないことになります。その更新時にかかるお金のことを更新料と言うのです。

更新料を払うのはなぜ

賃貸住宅に長いこと住んでいると、何度か更新料を支払ったことがある人も多いでしょう。およそ2年ごとにやってくる契約の更新の際に、当たり前のように支払っている更新料ですが、そもそもどうしてそんなお金を支払わなければいけないかといえば、単なる習慣に過ぎないと言わざるを得ません。

古くから賃貸契約において交わされている習慣の名残として、入居者が物件の管理者に支払うべきお金であり、それが今も残っているだけに過ぎないのです。すなわち、何らかの法律上の要請があるわけでもありませんし、更新の際に国や自治体に何かしら手数料を支払っているというわけでもないのです。

したがって、たとえ更新料を支払わないということがあったとしても、法律的に何らかの問題に問われたり、立ち退きを命じられるということはないのです。ただし、契約書自体に支払いについての旨が書かれている場合は、支払いの義務が生じるでしょう。

更新料の妥当性

更新料に妥当性があるかどうかということは、古くから法律的によく言われてきたことでした。実際、更新料に何ら妥当性がないとして、裁判に発展するケースも珍しくありません。地裁の段階などでは妥当性がないという判決が出たこともあるのですが、結局は高裁などで判決が覆され、支払うことが妥当だという結論に落ち着くのが一般的な更新料裁判の流れになっています。

今後ますます議論が盛んになって、その妥当性の有無にさまざまな見解が出されるでしょうが、たとえば初期費用のひとつである礼金も、同じように過去の遺物として淘汰されかかっているのと同様に、更新料もこの先払わないでも良いとされるようになるかもしれません。

しかしいずれにせよ、賃貸借契約書に支払う旨が記載されており、借主の方でもその契約書に署名捺印をしてしまっている場合は、やはり支払いにも妥当性が生まれてくるだろうと考えられます。

あわせて読みたい