「設計住宅性能評価」って知ってる?購入物件の安心を証明する10項目をチェック

「設計住宅性能評価」って知ってる?購入物件の安心を証明する10項目をチェック

新築の住宅では住宅性能評価を受けておいた方が良いと言う話を聞きますが、一体何の事か意味が判らない方も多いのではないでしょうか?住宅性能評価についてメリットをご紹介していきます。

住宅性能評価書とは

新築住宅を対象とした住宅性能評価書とは、「住宅性能表示制度」に基づいて国(国土交通大臣)に認定された第三者評価機関が、住宅の性能について評価したものをいいます。
この制度は平成12年にスタートしました。

住宅性能評価を受けた物件は、住宅性能が安全であると評価されたことになり、またこれには2つの段階が存在します。

1つめが設計段階に住宅性能を検査する「設計住宅性能評価」で、2つめが建設段階に住宅性能を検査する「建設住宅性能評価」です。

この制度が導入されたことで、様々な工法によって建設された住宅の性能を一律に評価することができるようになりました。

さらにこれによって、私たち一般消費者でも性能評価を受けた物件を容易に比較検討できるようになりました。

物件を比較検討するためにも、どのような項目で何について評価されているのかを知る必要がありますね。

今回は「設計住宅性能評価」について具体的にみていきましょう。

建設住宅性能評価についてはこちら

「設計住宅性能評価」10項目

住宅性能評価では、以下の1の住宅性能について、国土交通大臣の登録を受けた第三者機関である「登録住宅性能評価機関」が1~5等級で評価する制度です。これによって、住宅の客観的な性能評価を知ることができます。

なお、この制度は任意のもので、すべての住宅が性能評価を受けているわけではありませんが、住宅性能評価の申請は、住宅を建てた建築会社、住宅の買い主、住宅の売り主など、誰でも行うことができます。

(1)構造の安定

地震などの影響による建物の「倒壊耐久度」や「損傷の受けにくさ」を評価します。等級が高いほど地震などに対して強いことを意味します。

耐震等級とは、建物の強度を表す1つの指標で、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に沿った住宅性能表示で、3つの段階に分かれています。

等級1の評価でも、大地震(震度7相当)が起きても倒壊することはないとされているので、住宅性能評価を受けていればまず安心といえるでしょう。

耐震等級1

数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しないもしくは、数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度。

耐震等級2

等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる。

耐震等級3

等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる。

このほかにも、台風など様々な自然災害に関する評価があります。

(2)維持管理・更新への配慮

排水管・水道管・ガス管の点検、清掃・修繕のしやすさを評価します。

(3)温熱環境

暖房や冷房を効率的に稼働するために、壁や窓の断熱性能を評価します。 等級が高いほど、省エネルギー性に優れているといえます。

(4)劣化の軽減

柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策を評価します。

(5)光・視環境

東西南北及び上方の5方向について、窓の開閉範囲や採光量などを評価します。

(6)空気環境

接着剤などを使用している建材から発散するホルムアルデヒドが、シックハウス症候群の原因のひとつとされています。

その危険性がないかを評価します。また換気設備が整備されているかも評価の対象となっています。

(7)音環境

主に共同住宅の場合に多い評価項目で、上・下・隣の住戸からの反響音について評価します。

選択表示事項(オプション)なので、申請者が評価対象とするか否かを選択することができます。

(8)火災時の安全

住宅内で火災が発生したときの避難のしやすさ、隣の住宅が火災のときの延焼のしにくさなどについて評価します。

耐火性のある外壁・床・屋根であることや、火災報知器などの設置状況、避難・脱出経路が確保されているかなどがこれにあたります。

(9)防犯対策

外部開口部(ドアや窓など)について、防犯上有効な建物部品や雨戸などが設置されているかの侵入防止対策を評価します。

(10)高齢者への配慮

高齢者や子供が暮らしやすいよう、バリアフリーの程度を評価します。

(1)~(4)は必須項目で、(5)~(10)は選択項目です。

住宅性能評価書を受けた物件のメリットとは

最後に、住宅性能評価書を受けた物件のメリットについてご紹介します。

  • 国(国土交通大臣)の登録を受けた第三者機関による評価だから安心!(公平に性能をチェックしてくれている)

  • 住まいの性能評価の見方が、等級や数値で表示されているため分かりやすいトラブルが生じても専門機関(指定住宅紛争処理機関)が対応してくれる

  • フラット35(住宅ローンの一種)でも適用可能!

  • 資産価値が維持しやすく査定に有利なため、中古売却がしやすい

住宅性能評価で安心の家選びを

物件数はたくさんありますが、やはり耐震性などに優れた物件の方が良いですよね。

物件選定で迷ったときは、住宅性能評価を受けている物件かどうかが、ひとつの判断材料になりそうですね。

安心・安全な住まい環境を維持するためにも、ぜひ、住宅性能評価書を参考にしましょう。

オウチーノニュース編集部

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