私立中学受験率50%以上!住みたい街の常連「二子玉川」の教育事情は"意識高い"?実態調査

私立中学受験率50%以上!住みたい街の常連「二子玉川」の教育事情は"意識高い"?実態調査

こんにちは、中学受験塾を経営する矢野耕平(中学受験専門塾スタジオキャンパス代表)です。 今回は「住みたい街ランキング」などでしばしば上位に入る二子玉川の教育事情について紹介したいと思います。

東急グループが総力を挙げて売り出している「二子玉川」

「二子玉川」は、一般的には「ニコタマ」という愛称が根付いていますが、地元の人たちは「フタコ」の愛称でこの地を表します。二子玉川駅は東急田園都市線と東急大井町線が乗り入れていて、渋谷駅まで急行で約12分、自由が丘駅までは急行で約8分という抜群のアクセスを誇っています。

駅の西側には多摩川が流れています。川の向こう側は神奈川県川崎市。江戸時代にはこの多摩川に渡し舟が通っていて、いまの二子玉川の地には茶屋や宿屋が幾つもあり、賑やかなところだったといわれています。

この二子玉川が大きく開発されたのは1907年(明治40年)のことです。
当時、玉川電気鉄道が開通し、終点が玉川駅(現「二子玉川駅」)になると、宿場町として、また、行楽地として遊園地や運動施設などが数多く建てられました。そして、1969年(昭和44年)には日本初の郊外型デパートとして売り出した「玉川髙島屋」が誕生し、多くの人たちがショッピングを楽しむ地となりました。

さらに、2015年には大規模な商業施設、オフィスビル、タワーマンションなどが一体化した「二子玉川ライズ」が完成しています。東急グループが総力を挙げて「売り出している」地といえるでしょう。

この近年の開発により、二子玉川周辺の住民にとっては、渋谷や新宿、横浜などの都市に出かけなくても、二子玉川だけでたいていの用が足りるようになりました。

何しろ、玉川高島屋やライズの商業施設の品揃えは充実していますし、映画館やフィットネスクラブ、多摩川沿いには開放感のある二子玉川公園が広がっていて、遠出せずとも余暇を有意義に過ごせるようになっています。

公立小学校の中学受験率50%以上と教育意識は高め

さて、この二子玉川駅を最寄りとする公立小学校は4校。

「二子玉川小学校(世田谷区玉川)」、「砧南小学校(世田谷区鎌田)」、「瀬田小学校(世田谷区瀬田)」、「玉川小学校(世田谷区玉川)」です。どの小学校も私立中学受験率が50%を超える教育意識の高いところです。

中でも二子玉川小学校の私立中学受験率は際立って高いといわれています。これは近年建設されたライズのタワーマンションが学区となっていることも関係しているのでしょう。

そして、注目は「砧南小学校」です。その学区(世田谷区鎌田・宇奈根・岡本など)は駅からバス利用必須の中心地から少し離れたエリアです。
しかし、二子玉川が最寄り駅であるという立地面の良さを打ち出したり、近年手頃な価格の新築マンションが数多く建てられていることもあり、砧南小学校は約1000名の児童を擁するマンモス校になっています。そして、その私立中学受験率も年々上昇しているとのことです。

さらに、二子玉川からほど近い距離には魅力的な私立小学校が幾つか存在します。

世田谷区岡本には「聖ドミニコ学園小学校」が、東急田園都市線で2つ先の溝の口駅には「洗足学園小学校(川崎市高津区久本)」が、また、バスを利用すれば「東京都市大学付属小学校(世田谷区成城)」などがあります。いずれも系列中学校に上がる生徒はさほど多くはない「受験校」として知られています。

中学受験のための進学塾も続々進出

開発が進む二子玉川エリアだけあって、中学受験のための進学塾も続々進出しています。

古くからは日能研・二子玉川校(世田谷区玉川)がありますが、近年は四谷大塚・二子玉川校舎(世田谷区玉川)、個別指導塾ではTOMAS・二子玉川校(世田谷区玉川)などが進出しています。

また、東急大井町線を利用すれば10分足らずで着く自由が丘の進学塾に通う子たちも多いとのことです。なお、お隣の用賀駅にはSAPIX小学部・用賀校(世田谷区用賀)があります。

教育雑誌の売れ行きもダントツNO.1の二子玉川

今回は二子玉川を取り上げました。
教育意識の高い街であることが理解できたのではないでしょうか。

蛇足ながら、玉川高島屋には紀伊國屋書店が、ライズには文教堂書店があります。
ともにかなりの大型店舗で参考書類の品揃えも良いのが魅力です。

余談ですが、とある教育雑誌の売れ行きを調べると、全国の中で紀伊國屋書店・玉川高島屋店での売り上げがダントツNO.1であるとのこと。そう、二子玉川はそういうエリアなのです。

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