トレーラーハウスとは?税金のメリットだけでなく、デメリットも知っておこう

トレーラーハウスとは?税金のメリットだけでなく、デメリットも知っておこう

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何十年もの住宅ローンを組んで、一度の人生を同じ場所で暮らすことに疑問を感じる方もいるのではないでしょうか?可能であれば、日本中を自由に移動しながら、生活してみたいと考える方もいることでしょう。

ここでは、このような願いを叶えてくれるトレーラーハウスについて詳しく解説します。移動しながらのライフスタイルに憧れている方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

1.そもそもトレーラーハウスって?

トレーラーハウスとは

そもそもトレーラーハウスとは、どういうものでしょうか?ここでは、トレーラーハウスについて紹介します。

キャンピングカーとの違いは

キャンピングカーは、車の中にベッドやキッチン、トイレまで取り付けられた、かなり大きめの車のことです。通常の車と同様に、エンジンを搭載し公道を走ることを目的に作られています。しかしながら、給排水の設備は家と同じようにというわけにはいかず、車に取り付けた付属のタンクを使用しなければなりません。そのため、定期的にタンクに水を入れたり、トイレの処理は必須になります。

公道を普通車のように走ることができ、簡単に場所を移動できるので、身軽に移動したいという人にはキャンピングカーが向いているといえるでしょう。

一方、トレーラーハウスとは、トレーラーハウスそのものが自走するのではなく、タイヤのついたシャーシ上に小さい家のような建物が乗っているものです。移動のためには、車によって牽引する必要があるということがキャンピングカーと大きく異なる点です。トレーラーハウスは移動できますが、基本的に移動先で住宅や店舗として定住することを目的に作られています。

費用はいくらくらい?

トレーラーハウスの構造は、普通の家のように2✕4構造が多いです。価格は大きさや年代によって異なりますが、通常、中古なら400万円ほど、新築なら800万円ほどになります。この価格は基礎工事や冷蔵庫などの家電製品も含まれており、一般的な家に比べればかなり格安といえるのではないでしょうか。

しかしあまりにも安い場合、壁が薄かったり家電製品や内装のクオリティが悪いなどの理由が考えられますので、相場の値段を知っておくことは大事です。

トレーラーハウスの用途とは

トレーラーハウスは、様々な用途で使えます。

個人として購入する場合は、普段住まいの住宅として使う以外に、別荘やセカンドハウスとしてトレーラーハウスを利用する人も多いです。

また、カフェや飲食店の店舗や、仕事をするための事務所(オフィス)としてトレーラーハウスを利用する企業も一定数存在します。

移動が比較的容易という特性上、グランピングやキャンプ場での宿泊施設としても、トレーラーハウスは便利です。

自然の中に泊まりたいという需要に応えるため、ホテルがトレーラーハウスを使って海沿いや川沿い、山すそに宿泊部屋を用意することもあります。

このように、トレーラーハウスはアイデア次第で様々な用途に利用可能です。

2.トレーラーハウスのメリットとは

トレーラーハウスのメリット

トレーラーハウスの特徴について、キャンピングカーとの違いや費用、用途について説明しましたが、ここではトレーラーハウスのメリットについてさらに詳しく紹介します。

税制上のメリットがある可能性がある

トレーラーハウスは、税制上優遇される場合があります。

トレーラーハウスを車両として扱う場合

トレーラーハウスは通常の家のように生活するのに十分な建物でありながら、一般的には車両として扱われます。建築基準法上、建物は地面に設置されている(定着している)必要があるためです。

そのため、土台や基礎がなく、移動可能なトレーラーハウスは、建物とはみなされません。つまり、トレーラーハウスには固定資産税や不動産取得税がかからないのです。ただし、自治体によっては、減価償却費がかかることもありますので、各自治体へ問い合わせてください。

トレーラーハウスは車両として扱われる一方で、建物自体は自走できないため自動車税も納める必要はありません。しかし、ある一定の大きさ以下であれば、車検付きトレーラーハウスとして自動車税、重量税、自動車取得税がかかりますので注意が必要です。車両扱いになれば税制上のメリットは少なくなりますが、いつでもどこにでも移動できるようになります。

ただし、トレーラーハウスを車両扱いとして納税している場合、土地に対する固定資産税は更地扱いになり、住宅用の土地より固定資産税が高くなります。この点はデメリットと言えるでしょう。土地にかかる税金に優遇措置を使いたい場合は、トレーラーハウスを建物扱いにしなければなりません。

トレーラーハウスを建物として扱う場合

完全に地面に設置するなどするとトレーラーハウスも建物扱いとなり、不動産取得税や固定資産税を納税しなければなりません。具体的には、以下のような要件を満たすと、トレーラーハウスも建築物に該当します。

  • 移動させるときに支障のある階段や、ベランダが付属している
  • 給排水や電化製品などの設備の配線配管を、容易に取り外すことができない
  • タイヤが取り外されており、走行できない
  • 設置場所から公道までの道路が確保できない

トレーラーハウスを上記のような状態にすると、自動車扱いによる税制面のメリットはなくなります。

しかし、トレーラーハウスが建築物となれば、住宅用の土地にかかる固定資産税の軽減措置(200㎡以下の部分は1/6、それ以上の部分は1/3に減額)が適用されるため、この点はメリットです。

トレーラーハウスで税制面のメリットを最大限に活用するには、車両扱いと建物扱いでおさめる税金を実際に比較してみると良いでしょう。

住民票も取得可能

トレーラーハウスで生活する人も、住民票は取得できます。つまり、トレーラーハウスでも、普通のアパートや一軒家で生活するのと変わりなく住めるということです。

自身の所有地、または適切に借りている借地にトレーラーハウスを設置する場合は、市町村役場に転入届をしっかり届け出ましょう。

ただし、トレーラーハウスで住民票が取得できるのは、ある程度の期間その場所に定住することが前提の場合が多いです。すぐに移動する前提の場合は住民票が取れないことも考えられますので、居住予定の自治体に確認してみましょう。

内装は一般住宅と変わらない

トレーラーハウスは、小さいながらも外見も普通の住宅と遜色なく、内装にいたっては一般的な住宅とほぼ変わらず車内という感じはほとんどありません。キッチンやトイレ、バスルーム、クーラーや冷蔵庫などの家電製品も完備され、通常の生活を送るのに全く問題ないといえます。

トレーラーハウスの間取りは1Kや1LKであることが多く、サイズ感は一人暮らし用のアパートと同程度です。間取りの形状はトレーラーハウスの特性上、細長い長方形になります。間仕切りの工夫次第で部屋数は増やせるので、二人以上で暮らすことも可能です。

電気、水道、ガスは?

トレーラーハウスは基本的に一般住宅と同じ作りなので、電気、ガス、水道など生活に欠かせないインフラを引き込むことができます。しかし、すぐに移動できるように、ガスは都市ガスは使えずプロパンガスのみの使用となります。

3.トレーラーハウスのデメリットとは

トレーラーハウスのデメリット

トレーラーハウスには、メリットばかりではなくデメリットもあります。トレーラーハウスでの生活を考える場合は、メリットよりデメリットを考慮しなければなりません。ここでは、トレーラーハウスのデメリットについて説明します。

運搬に高額な費用がかかる

大きなトレーラーハウスの牽引には高度な技術が必要で、通常、運搬のプロに依頼することになります。車のように自分で運転して、好きなときに運べるわけではありません。こちらの運搬費用は、距離にもよりますが少なくても数十万は必要です。

仮に自分で運搬する場合は、牽引免許が必要です。牽引免許取得のために教習所に通う場合、費用は12~15万円程度となります。

また、交通量の多い昼間はトレーラーハウスを運搬できず、夜間に運搬するなどいくつかの制約があります。さらに山上の景色がいい場所にトレーラーハウスを運搬するとなると、道路が狭かったり大きな石などの障害物があると運ぶことすらできません。

設置場所に運搬可能かどうか確認が必要

通常、市街化調整区域や農地は、一般的な住宅の建設は許可されていません。トレーラーハウスは、車両扱いなのでこのような区域にも設置可能です。しかし、自治体によっては規制されている場合もありますので、設置したい場所の自治体に必ず事前に確認をとっておきましょう。

さらに、トレーラーハウスは車両扱いなので、大きさに制限があり車検取得も必要になります。制限の大きさを超える場合は、特殊車両通行許可を取得してから運搬することになります。

重量があるので地盤を考慮する必要がある

一般的な住宅を建てる場合、地盤工事をしてから家を建てますが、トレーラーハウスはそのような工事はせず設置しますので、農地だったり地盤が柔らかいところには設置できません。トレーラーハウスは、かなりの重量がありますので設置場所の地盤の硬さは考慮する必要があります。
このようにトレーラーハウスは、自由にどこにでも設置できると誤解されがちですが、実際は、運搬や設置場所にかなり制限があります。

4.購入前にトレーラーハウスについて知ろう!

購入前にトレーラーハウスについて知ろう

トレーラーハウスは自由にどこにでも設置でき、一般的な住居と同じように心地よく生活できると思われていますが、実際には、運搬と設置にかなり制約があります。購入する前には、特にデメリットの方をよく考えて購入するほうがいいでしょう。

トレーラーハウスにはいくつかの制約がありますが、自由なライフスタイルを叶えることも充分可能です。海外のドラマに出てくるような、トレーラーハウスの生活を考えてみてはいかがでしょうか。

記事のおさらい

トレーラーハウスっていくらぐらいするの?

トレーラーハウスは、普通の家のような2✕4構造が多く、価格は大きさや年代によって異なるものの、中古なら400万円ほど、新築なら800万円ほどが相場になります。この価格には基礎工事や冷蔵庫などの家電製品も含まれています。詳しくは1.そもそもトレーラーハウスって?をご確認ください。

トレーラーハウスで住民票を取得することはできる?

結論からいうと、トレーラーハウスで生活する方も住民票は取得できます。自身の所有地、または借地にトレーラーハウスを設置する場合は、必ず市町村役場に転入届を出すようにしましょう。住民票が取得できるのは、ある程度の期間その場所に定住することが前提の場合が多いため、まずは居住予定の自治体に確認してみましょう。詳しくは2.トレーラーハウスのメリットとはをご確認ください。

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執筆
オウチーノニュース編集部

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