ログハウスとは?メリット・デメリットや耐久年数・予算の立て方を徹底解説

ログハウスとは?メリット・デメリットや耐久年数・予算の立て方を徹底解説

ログハウスってどんな家?

ログハウスの歴史

ログハウス発祥の地と聞かれたら、どこを思い浮かべるでしょうか。カナダ、アメリカなどの北米がまっさきに頭に浮かびましたか? それともスウェーデンやフィンランドなどスカンジナビア半島に代表される北欧地域でしょうか。ポーランドやオーストリアなど東欧にも古いログハウスがたくさんあると言います。

実は、ログハウスが世界のどこで誕生したのか、その発祥の地を特定することは今なおできていません。そのため、世界中に自称ログハウス発祥の地が存在します。

どこで誕生したかはわかりませんが、ログハウスの歴史的な起点のひとつとされるのは17世紀の北米です。このころヨーロッパ各地から北米大陸への移住が盛んにおこなわれていました。そのなかのスウェーデン人が新大陸でログハウスを建て、暮らし始めたのが北米ログハウスの始まりであり、現代へとつながっているとされています。

寒冷地で森林資源が豊富であれば、比較的簡単に作ることができたという点はその後のログハウスを見ていく上でも重要なポイントかもしれません。

では、現代のログハウスがどんな住宅なのか、その特徴などを確認していきましょう。

現代のログハウス

ログハウスらしさ、という点ではやはり丸太を積み重ねて壁をつくり、その壁で屋根を支える独特の作り方でしょう。丸太組み構法とも呼ばれます。壁を作る丸太が、外壁と内壁を兼ねる作りもログハウスの特徴のひとつです。

ログハウスの作りを日本の木造住宅の大半を占める軸組み工法やツーバイフォー工法と比べると、その違いがよくわかります。軸組み工法で建物を支えるのは柱と梁、筋交いです。ツーバイフォー工法は壁、床、天井で建物を支えます。また、軸組み工法やツーバイフォーの場合、 外壁と内壁がそれぞれあり、間に断熱材や防水シートを入れるなど複層的に仕上げています。

ログハウスでは見た目はもちろん、構造上も丸太が果たす役割が非常に大きいことが分かります。

※丸太を使い、軸組み工法で建てるログハウスもありますが、今回の記事では割愛します。

ログハウスの2大スタイル

使用するログ材によってログハウスは大きくふたつに分けられます。ハンドカット・ログハウスとマシンカット・ログハウスです。

ハンドカット・ログハウス

ハンドカット・ログハウスで使うログ材は職人が手作業で加工した荒々しい丸太です。チェーンソーを駆使してログ材を整えていきます。直径が30cmにもなる丸太もあり、木の存在感は圧倒的です。一般にログハウスとして思い浮かべるのはこのハンドカット・ログハウスという人も多いでしょう。

マシンカット・ログハウス

対するマシンカット・ログハウスはログ材を機械で均一にして使用します。材料によるばらつきがないので品質が安定するのが特徴です。マシンカットでは丸太を丸のまま使うのではなく四角く加工するのが一般的です。仕上がりがそろうので色を塗るなどデザインの幅も広がります。マシンカット・ログハウスの本場はフィンランドで、1958年に誕生したと言われています。

ログハウスのメリットとデメリット

ログハウスを住まいとして利用するときのメリットとデメリットを考えてみましょう。

  • メリット

・健康的な住まい
・自然素材によるリラックス効果
・耐震性が高い

一番のメリットはログハウスでしか感じることのできない住み心地でしょう。自然素材であるログ材を使っているはもちろんですが、その木材がむき出しの壁としてあるさまは、住まい手をリラックスさせます。シックハウスを起こす材料を使うケースも一般の住宅と比べれば極端に少なく、健康的な暮らしが手に入ると言えるでしょう。

また、地震が多い日本ではログハウスの耐震性の高さもメリットです。ログハウスは一本一本のログ材によって組まれているわけですが、地震が発生するとそれぞれのログ材が揺れを吸収し、自然の制振装置の役割を果たします。大量の木材を使っていることで重心が低いこともあり、ログハウスが地震で倒壊した、という報告はほとんど耳にすることがありません。

  • デメリット

・木の特性による建物の変化
・定期的なメンテナンスが必要になる

一方でデメリットは木の性質に建物が影響を受けることです。

木の性質とは具体的に「収縮性がある」ということです。家を作る材料が伸びたり縮んだりしたら大変ですよね。具体的には雨漏りや隙間風があったりします。これは気密性が万全でないことにもつながります。寒冷地では暖房費用が通常の家よりもかかってしまうでしょう。

こうしたことをできるだけ防ぐためにも、ログハウスには定期的なメンテナスがかかせません。具体的なメンテナンス内容については後ほど説明します。

ログハウスの予算の立て方

まず、ログハウスを新築で建てるのか、中古のものを購入するのかによっても違います。新築でもハンドカット・ログハウスとマシンカット・ログハウスでは予算感に差があります(前者のほうが高くなります)。

また、ログハウスの特徴として、施主が工事にかかわる事例も多くあります。材料だけを業者に用意してもらい自分で建てるセルフビルドや、要所は業者にお願いして自分たちも積極的に工事に参加する方法、もちろんすべてを業者にお任せすることもできます。

建物の大きさやログハウスをどこに建てるかも予算に影響します。ログハウスが似合う自然豊かな場所は、資材の運搬費用が通常よりかかるかもしれません。ログハウスを建てるための地盤改良など、思わぬ費用が発生することもあります。

一点ものが多いログハウスでは、通常の一戸建てと違い定型的な予算プランというのはあまりあてになりません。ケースバイケースで費用の確認をしていくようにしましょう。

またログハウスは流動性があまりないため、いったん中古になると値段がびっくりするくらい安いことがあります。その場合も、なぜ売りに出しているのか、値段相応の問題がないかなど確認するようにしましょう。

耐久年数はどれくらい?

ログハウスの耐久性を語るときによく引き合いに出させれるのが奈良県にある正倉院です。759年に建てられた正倉院は、日本最古のログハウスとも言われています。それほどにログハウスは耐久性が高い、ということです。

正倉院は少し特殊な例かもしれませんが、ログハウスの歴史が古いヨーロッパなどでは今も築200年、300年のログハウスが現役で活躍しているようです。

きちんとしたメンテナンスを行えば、その耐久性は一般住宅以上を十分期待できます。

メンテナンスが必要?

ログハウスには一般の住宅にはない独自のメンテナンスが必要です。セトリングと呼ばれる木の収縮による壁の沈み込みに対してあらかじめ設置しておいたスクリューボルトを緩めるなど、状況に応じた対応を行います。新築で建てるときは業者にセトリングの定期検査を行う時期や調整方法などを確認しておきましょう。

外壁の塗装は一般住宅も行いますが、外壁と内壁を同じログ材が兼ねるログハウスでは特に念入りなチェックが大切です。木の優れた性質を最大限活かす、ログハウス専用の外壁塗料などもありますので検討してみましょう。

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執筆
2級ファイナンシャルプランナー
鈴木玲

出版社で5年、Webメディアで10年の勤務後に独立。独立後最初の確定申告で大きくつまづき、以後、本業のかたわら独学で社会保険、不動産、金融等の知識習得に励む。2018年、ファイナンシャルプランナーに。得意ジャンルは不動産で、実生活では中古マンションの購入、リフォーム、賃貸、売却を経験。やさしい日本語でにっぽんの制度や仕組みを説明する「やさしい にっぽん」を企画・運営。ほか執筆記事にパートだから社会保険に加入したくない。【2022年の条件は?】など。

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