「屋根塗装」を安く抑えるコツとは?塗装の時期・種類・相場を解説

「屋根塗装」を安く抑えるコツとは?塗装の時期・種類・相場を解説

ふだんは遠目からしか見ることがない屋根。新築のころと比べずいぶんと色褪せていませんか?
屋根を塗装する時期の目安や塗装の種類、費用について解説します。

雨漏りは塗装では防げない?屋根塗装の目的

屋根塗装には「屋根を綺麗にするだけでなく、屋根を守る効果がある」という説明を耳にしたことはありませんか?なぜ、屋根を塗装することが屋根を守ることになるのでしょう。

屋根塗装は雨漏り対策になる、と宣伝する会社もあります。これなどはかなり際どい表現です。対策とは予防のことなのでしょうか、それともすでに起きている雨漏りを止めるという意味なのでしょうか。

屋根塗装を検討しているなら、工事会社を決める前に工事の目的や効果を整理しておきましょう。屋根塗装の効果には次のものがあります。

  • 塗りなおされた屋根が綺麗になる。
  • 屋根が塗料によって保護される。

塗装で屋根が綺麗になるのは、効果としては当然ですしそれが一番の目的でもあります。

塗料によって保護される、というのはやや抽象的な表現です。この部分をもう少し詳しく確認してみましょう。

塗料を塗ると屋根にうっすらと膜が張られたような状態になります。そうすることで屋根材が日光や雨からのダイレクトなダメージをうけなくなります。スマートフォンに貼る保護フィルムをイメージすると分かりやすいかもしれません。膜である塗料には、水や赤外線、紫外線などをはじく効果があります。「防水塗料」「遮熱塗料」などは、この部分の効果をグレードアップさせた塗料です。「遮熱塗料」は屋根材の保護のみならず、建物内部の温度上昇を抑制する効果があります。

「遮熱塗料」などは技術の進歩によって誕生した塗料です。このように塗料の保護効果にはますます期待が持てる状況ですが、塗料を塗れば屋根の問題のすべてを解決するわけではありません。たとえば屋根材そのものが傷んでいて、すでに雨漏りが発生している状態でどれほど防水効果の高い塗料を使用しても、雨漏り対策にはなりません。

保護効果も限定的なものと考えるべきでしょう。経年劣化はもちろんのこと、厚さが1mmのにも満たない塗膜が屋根材にあたえるダメージをすべて吸収することは不可能です。屋根塗料工事には「屋根を守る効果」があることは確かですが、過剰な宣伝がされることもあるので、その点では注意が必要です。

屋根塗装の時期

では、屋根塗装はどれくらいの時期に行うべきでしょうか。塗装の効果や目的を考えると、一番間違いがないのは、屋根が色褪せて見栄えが悪くなってきたときです。この場合、一概に何年と言うことはできませんが、目的がはっきりしている以上、いつやってもよい、ということになります。

色褪せが気にならない(屋根なので見えていないことも十分考えられますが)ならずっと塗装をしなくても問題ないのでしょうか。

塗料にはそれぞれ耐用年数というものがあります。これは色落ちや剥げなどの塗膜劣化に対してどれくらいの年数耐えられるかというものです。塗膜が劣化すれば「屋根を守る効果」も悪化してしまいます。

塗料の見た目や効果のバランスから、この耐用年数を屋根塗装の塗り替え時期として考えるのは理にかなったものです。

また、屋根塗装は単に塗料を塗るだけでなく、屋根のメンテナンスを行える重要な機会でもあります。雨漏りの原因は屋根の劣化、不具合によってもたらされますので、塗装工事と合わせてチェックならびに補修をしておけば、屋根の寿命が伸びるのは間違いありません。

屋根塗装に使う塗料の種類と特徴

屋根を塗装するときに使用する塗料にはいくつか種類があります。特性や耐用年数などはこの種類によって区分できます。

塗料の種類 耐用年数 平米単価 特徴
アクリル系塗料 3~7年 1,400円~1,600円 安いが紫外線には弱い
ウレタ系塗料ン 7~10年 1,700円~2,200円 安くて伸縮性は高いが、対候性は低い
シリコン系塗料 10~20年 2,300円~3,500円 汚れ、色褪せに強い。伸縮性は低い。
フッ素系塗料 15~20年 3,800円~4,800円 対候性が高い。汚れ、色褪せに強い。見栄えもいい。高い。一般的でない

屋根の材質との組み合わせで使えるもの、使えないものもあります。希望する塗料を使えるかどうかは、工事会社に確認しましょう。

屋根塗装を安くするコツ

塗料の単価を比べると、どの塗料を使うかで材料費に差が出ることがわかります。しかし、実際に屋根の塗装工事でかかるお金は材料費だけでありません。足場の設置費用や高圧洗浄費用などもかかります。状況によっては飛散防止ネットも必要になるでしょう。

安い塗料を使うと1回の費用は安くすみますが、短いサイクルで塗りなおしをすると、トータルではコスト高になってしまうことが考えられます。

屋根の塗装工事は一部の工事(足場や飛散防止ネットの設置など)が外壁塗装工事と重複することがあります。そのため、外壁塗装工事とタイミングを合わせることができれば、重複分の費用は1回だけで済ませることも可能です。

屋根の塗装工事を安くしたいときは、このような考え方が解決策になるかもしれませんので、検討してみてください。

屋根は定期チェック、メンテナンスが重要

屋根は日常的なチェックが困難な場所です。しかし、ひとたび問題が生じるとその影響は大きく、日常生活が不便なものになったり、予期せぬ改修費用が発生したりする可能性があります。

屋根塗装は屋根の状態をチェックできる貴重な機会です。工事を依頼するときは単に屋根の塗装だけでなくメンテナンスや補修に関する作業オプションがどうなっているかを確認し、必要があればその場で対策してしまいましょう。

今は問題がなくても、今後の耐用年数はどれくらいで考えておくべきかや、定期チェックをしてもらう機会があるのかを工事会社へヒアリングしておくと今後の参考になるはずです。

鈴木玲
FP・住宅ローンアドバイザー

こんにちは。2級ファイナンシャルプランナーの鈴木です。

住宅関連の雑誌編集者を4年間、Webディレクターを10年間経験したのち、個人事業主として独立。独立によって様々な金融問題に直面し、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。

税金や保険、資産運用など要点をまとめてわかりやすく情報提供していくことを心掛けて活動しています。 例:パートだから社会保険に加入したくない。【2020年の条件は?】

最近は、やさしい日本語を使った情報発信にも積極的に取り組んでいます。

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