雨漏りの修理費用の相場を解説!火災保険が適用されるケースとは?

雨漏りの修理費用の相場を解説!火災保険が適用されるケースとは?

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雨漏りをこれまで経験したことがない人は、雨漏りと聞いてどんな状態を思い浮かべるでしょうか。

屋根から水がぽたぽた落ちてきて、それを洗面器で受け止める。そんな様子を想像する人も多いかもしれません。

確かにそれも雨漏りのひとつではありますが、ほとんどの雨漏りは音もなく発生し、家を静かにゆっくりと蝕んでいくものです。

これって雨漏り?意外とわかりづらい雨漏りの初期症状

雨漏りの初期症状は、それが雨漏りかどうかもわからないほど曖昧な状態で現れます。

  • 天井にシミのようなものが見える。
  • 壁紙の一部がはがれている。
  • 窓の近くの壁紙の一部がカビている。
  • 壁紙にシミがある。

壁紙がはがれているのは単に接着剤の力が弱まっただけかもしれませんし、カビやシミは室内が高湿度のために発生した可能性もあります。

これらの初期症状は該当箇所をどんなに凝視したところで、雨漏りが原因なのかどうかは分かりません。ただ、雨漏りだとしたら、明らかなサインなので、家の外側も見たほうがいいでしょう。

雨漏りの3大修理箇所【屋根・窓・壁】

室内で雨漏りと思われる症状が見られる場合、家の外で確認すべき場所は「屋根・窓・壁」です。必ずしも室内で症状がある場所の裏側にピンポイントで問題があるとは限りませんが、その近辺が疑わしい可能性は高いです。

自分で確認してみる

できることに限りはありますが、まずは自分の目で建物を見るのもよい機会です。ただし、屋根は危険ですのでやめておきましょう。脚立を使ってまで壁の高い部分を見ることもおすすめできません。安全が確保できる範囲で行うことが前提です。

窓や壁のチェックポイントを上げてみましょう。

  • 壁から白い粉が吹き出している(チョーキング現象)。
  • 壁にひび割れ(クラック)がある。
  • コーキング(目地部分)にひび割れがあったり、乖離していたりする。
  • 窓を閉じていても隙間がある。

チョーキング現象やクラックは、雨漏りの直接の原因というよりも、外壁塗装の塗り替えの時期のサインだと思ってください。チョーキング現象やクラックがあり雨漏りもあるとしたら、雨漏りを補修したうえで外壁塗装も行う必要があります。外壁塗装だけでは一度発生してしまった雨漏りを解決することはできませんので注意してください。

コーキングのひび割れはサッシ周りで発生していると雨漏りの原因になっているかもしれません。

窓の隙間は引き違いのサッシで起こりうることです。通常はゴムパッキンなどで隙間から雨風が入らないようにしてありますが、この部分に劣化があると隙間が生まれ、そこから雨が侵入してしまいます。

雨漏りの修理に必要な調査

建物を自分の目で確認した結果、雨漏りの疑いがあるなら専門家による雨漏り調査が必要です。雨漏りしているかどうか特定ができない場合でも、建物の老朽化が進んでいるなら一度チェックを受けておいたほうがいいでしょう。雨漏りの調査を行っているのは塗装会社や板金会社、防水工事会社、建築士などです。

雨漏りの代表的な調査方法としては次のものがあります。

目視調査

目で視て行う調査で、調査の基本とも言えます。目で視るだけと言っても屋根にも上りますし、プロの目を通して行うものなのでいい加減なものではありません。目視調査で原因にあたりをつけられれば、その後の追跡調査も範囲を絞って行えるのでコストを抑えられます。

散水調査

雨漏りの原因と思われる箇所にホースで散水をし、雨漏りが実際に起こるかどうかをシミュレーションする調査です。原因箇所が絞り込まれてから、確証を得るために行う方法です。いたずらに家のあちこちに散水して調査するものではありません。

赤外線サーモグラフィ調査

赤外線サーモグラフィカメラを使う調査方法です。雨漏りしている箇所は雨の後もしばらくは水分が残り、他の部分との温度差が生じることがあります。温度差がある部分をたどることで雨漏りの原因を特定することができます。家を広範囲にチェックできるメリットがあります。

発光液調査

雨水に見立てた発光液を侵入口と思われる部分から流し込み、紫外線を当ててどのような経路で雨漏りが起きているかを確認する方法です。散水調査よりもよりピンポイントで確実性の高い調査ができます。

どの調査方法も費用についてはピンキリで相場感がはっきりしません。家の状態や調査をどれくらい行うかで費用が変わりますし、調査した結果水漏れは見つからなかった、ということも十分あり得ます。調査に入る前に依頼先と十分話をするようにしましょう。

雨漏りの修理工事とその費用

雨漏りの修理にかかる費用は「調査費+工事費」です。雨漏りの原因が簡単に分かるようであれば調査費はほとんどかかりませんが、手間のかかる調査の場合、数十万円の単位でお金がかかることもあります。

実際の工事費は工事箇所の特定、雨漏りの状況にあわせた工事とケースタディがほぼ無数に存在するので、相場感を出すのは容易ではありません。壁や窓の手の届く範囲のコーキング補修であれば数万円で済みますが、屋根を全部取り換えるレベルの工事になると100万円を超えることもあります。

家計管理の面では、計画にない巨額の出費が発生することが一番のリスクです。このリスクを避けるには建物の耐久年数をあげ、大掛かりな工事に必要な資金を用意する時間的な余裕を確保することです。屋根や外壁材などの本体に影響が及ぶ前にこまめなメンテナンスで部分補修をする。定期的な塗装で保護効果を保つようにする、などが具体的にやるべきことになります。

雨漏りで火災保険が適用されるケースとは?

雨漏りは経年劣化だけが原因とは限りません。毎年のように起こる台風被害など、雨漏りは突発的な自然災害によって発生することもあります。こうしたケースでは損害が火災保険によって補償される可能性があります。

火災保険には「雨漏り」という補償項目はありませんので、まずは建物に損害をもたらした原因が補償の対象になっているかの確認です。具体的には「風災・雹災・雪災」が上げられます。

たとえば台風によって屋根の一部が破損する事故は「風災」の一部です。損害を被った屋根を補修するための費用は、雨漏りが発生しているかどうかにかかわらず補償の対象です。また、屋根が破損した箇所から雨漏りがおき、室内の家具をダメにしてしまった場合の補償も火災保険の対象になります(この場合は家財にも保険がかかっていることが前提です)。

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執筆
2級ファイナンシャルプランナー
鈴木玲

出版社で5年、Webメディアで10年の勤務後に独立。独立後最初の確定申告で大きくつまづき、以後、本業のかたわら独学で社会保険、不動産、金融等の知識習得に励む。2018年、ファイナンシャルプランナーに。得意ジャンルは不動産で、実生活では中古マンションの購入、リフォーム、賃貸、売却を経験。やさしい日本語でにっぽんの制度や仕組みを説明する「やさしい にっぽん」を企画・運営。ほか執筆記事にパートだから社会保険に加入したくない。【2022年の条件は?】など。

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