連載
どう立ち向かう?新型コロナと不動産

新型コロナウイルスの影響で「住宅ローンが払えない…」金融機関の返済支援の対応は?

新型コロナウイルスの影響で「住宅ローンが払えない…」金融機関の返済支援の対応は?

新型コロナウイルスの影響で、住宅ローンの返済が困難な方や滞りそうな方が増えていると聞きます。

収入減少や失業等の経済的事情により、住宅ローンを返済できなくなった時は、どうしたら良いのでしょうか?

金融庁や住宅金融支援機構、メガバンク、地方銀行等の金融機関の対応施策を見ていきましょう。

▶新型コロナウイルスが「住宅ローン」へ与える影響とは?払えないとどうなる?
▶住宅ローンが払えないと「自己破産」しかない?自己破産を選ぶメリット・デメリット

金融庁の施策

金融庁では住宅ローンの返済で困っている方に対し、契約先の金融機関の窓口へ相談へ行くようアナウンスをしています。

民間の金融機関は政府系の金融機関と協力・連携しており、住宅ローン等の債務のご相談に対しつなぎ融資や元本・金利を含めた返済猶予など条件変更の措置を迅速かつ柔軟に行っています。

住宅ローンが返済できず困っている方は、まずは金融機関へ相談してみましょう。

また、金融庁でも相談窓口を設け、「新型コロナウイルスに関する相談ダイヤル」を開設しています。

●金融庁の相談窓口
新型コロナウイルスに関する相談ダイヤル
フリーダイヤル:0120-156811
※IP電話からは03‐5251-6813におかけください。
受付時間:平日午前10時~午後5時

各財務局の相談窓口、銀行協会・政府系金融等の相談窓口についても以下に記載されています。

出典:金融庁

住宅金融支援機構の施策

住宅金融支援機構では住宅ローンの返済が困難になっている方に対し、以下の3つの施策を行っています。

  1. 返済特例制度では、新型コロナウイルスの影響で収入が減少または病気により返済が困難である等、一定の条件を満たした方に毎月の返済額を減らし返済期間を延長
  2. 一定期間返済額を軽減する中ゆとり制度
  3. ボーナス返済が負担となっている方の為に、ボーナス返済月の変更等を行うボーナス返済見直し

もともと長期固定型住宅ローン「フラット35」を提供する住宅金融支援機構では、返済が困難になった方向けに返済条件等の変更メニューを用意していましたが、注目すべきは、今回の新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少し、返済が大変になった方向けの 返済特例制度「返済期間の延長 」です。

新型コロナウイルスの影響で収入が2割以上減少するなどの諸条件を満たせば、最長15年の返済期間の延長ができるというものです。

まずはローンを組んでいる金融機関または住宅金融支援機構の各支店へ申し込み、返済方法の変更の相談に行ってみましょう。審査が行われ適用が可能な場合は、契約変更を行う事ができます。

出典:住宅金融支援機構

各金融機関の対応

三井住友銀行や三菱UFJ銀行等のメガバンク、全国の地方銀行の施策は以下の通りです。 各銀行で迅速かつ柔軟な対応を行っています。

三井住友銀行

三井住友銀行では住宅ローンの返済契約変更に対し、取引店の「お客様相談課」または「金融円滑化相談責任者」への連絡をホームページ上で案内しています。

●三井住友銀行の相談窓口
フリーダイヤルの「ローン金融円滑化相談窓口」でも相談可能です。
フリーダイヤル:0120-07-7488
受付時間:平日9:00~17:00、土日10:00~17:00

出典:三井住友銀行

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行では新型コロナウイルス感染症に関わらず、個人の事情に応じて返済額の減額や借入期間の延長等を行っています。

●三菱UFJ銀行の相談窓口
住宅ローンの返済が困難な場合の返済相談ダイヤルは以下のフリーダイヤルとなります。
フリーダイヤル:0120-013-485
受付時間:月~金曜の9:00~17:00

出典:三菱UFJ銀行

みずほ銀行

みずほ銀行では新型コロナウイルス感染症に関わらず、住宅ローンの条件変更を相談できます。
取引店またはローンの専門拠点であるローンコンサルティングスクエア(首都圏に11店舗、梅田・神戸の関西地方)に行っています。

現在契約中の住宅ローンの返済予定表を持参し、事前に予約を行う事でスムーズな相談が可能です。

出典:みずほ銀行

りそな銀行

りそな銀行では、新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けている、住宅ローン利用の方に向けた「返済に関するご相談窓口」を設けています。

●りそな銀行の相談窓口
りそな銀行住宅ローンご返済相談コール
フリーダイヤル:0120-61-3989
受付時間:平日、土日・祝日 9:00~17:00

地方銀行

北海道から沖縄まで、都道府県の地方銀行でも相談窓口の設置等の対応を行っています。
「相談窓口」の設置や特別対応融資の取扱を開始する等、資金繰り等経営面での相談ができます。

各銀行の取り組みは以下のリンク先をご参照ください。
▶第一地方銀行協会の取り組み
▶第二地方銀行協会の取り組み

ネット銀行の対応

ネット銀行では住宅ローン専門金融機関のアルヒや、住宅ローンで人気のあるイオン銀行等が新型コロナウイルスに関する住宅ローン返済の相談を受け付けています。

アルヒ株式会社

住宅ローン専門の金融機関・アルヒでは新型コロナウイルスに感染又は経済的影響を受けた方に対し、フリーダイヤルにて住宅ローン返済の相談窓口を設置しています。

●アルヒの相談窓口
ARUHIカスタマーサポートセンター フリーダイヤル:0120-353-793 受付時間:平日10:00~19:00、土日祝日10:00~17:30
お問合せフォームからも相談できます。

イオン銀行

イオン銀行では契約済みの住宅ローンを含む各種ローンの返済相談を受け付けており、状況に応じて返済元本据置などの対応を行っています。
返済条件変更の可否にあたっては所定の審査がありますのでご注意ください。

●イオン銀行の相談窓口
フリーダイヤル:0120-48-1258(ローン専用)
受付時間:9:00~18:00

出典:イオン銀行

住宅ローン返済が難しくなったら「まずは金融機関に相談」を!

新型コロナウイルスで住宅ローンを払えない方への施策がお分かりいただけたでしょうか? 住宅ローンの返済が滞ると、金融機関から通知があり、そのまま無断で滞納し続けるといわゆる「ブラックリスト」に記載されます。新たにローンを組む事やクレジットカードを作る事が不可能となります。

更には大事な住宅を任意売却や競売で手放す結果になってしまいます。任意売却や競売により家を売却した代金で住宅ローンの残りが払えない場合、自己破産という事態に陥ってしまうケースもあります。

住宅ローンの支払いが困難になった際は、任意売却や競売、そして自己破産という最悪な事態を避けるために早めに取引先の金融機関へ相談へ行きましょう。

オウチーノニュース編集部

この記事に関するキーワード

不動産サービス