今の世帯収入で住宅ローンを組んでも大丈夫?「無理なく返せる金額・期間」の考え方

今の世帯収入で住宅ローンを組んでも大丈夫?「無理なく返せる金額・期間」の考え方

こんにちは、沖縄県のキッズ・マネー・ステーション認定講師の田島めぐみです。

住宅購入は、生涯の中で高価な買い物のひとつです。立地や間取りなどこだわりがあると予算が大きくなりがちですが、後に返済が厳しくならないように慎重に検討したいところです。借りられる金額と返せる金額は違います。

今回は、今の世帯収入で「無理なく返せる住宅ローン」の考え方をご紹介します。

無理なく返せる毎月の金額を計算しよう

まず、「無理なく返せる毎月の金額はいくらなのか?」を知ることから始めます。
現在の住宅関係費から、住宅取得後の維持関係費を差し引くことで、毎月無理なく返済出来る金額が分かります(図1参照)。

ポイントは、

  • ボーナス払いは加味せず毎月払いのみで計算すること
  • 住宅用積立費をきちんと確保すること

住宅用積立費を、なんとなく別の目的の積立と一緒にしている方は、分けて積立てることをおすすめします。住宅ローンを組む前と組んだ後の住宅関係費の差がなくなることでお金の計画が立てやすくなります。

図1:無理なく返せる、毎月の返済額の考え方

資料:筆者作成

無理なく返せる期間は?

無理なく返せる毎月の返済額が把握できたら、「いつまで無理なく返済できるか?」を考えましょう。  

金融機関によって、最長35年間の返済期間や70歳・80歳までの返済プラン等があり ます。  

返済期間が長期になればなるほど住宅購入予算は大きくなるので、返済期間を長めに設定しようか悩まれる方もいるかもしれませんが、いつまでも就労収入があるとは限りません。  

もし仮に夫が35歳の時に35年の返済期間を選んだ場合、返済完了年齢は70歳になります。終身雇用が推奨されていますが、未だ60歳~65歳を定年退職としている企業は多い ですし、退職金制度や公的年金制度に頼るのも不安があります。繰上返済が確実に見込める方以外は、なるべく無理なく返せる期間で検討してみましょう。

借入可能額を試算しよう!

次に、住宅ローンの借入可能額の試算をします。

実は住宅金融支援機構の「フラット35」のサイトで、簡単にシミュレーションすることが出来ます。住宅支援機構のホームページ「フラット35」はこちらから。

今回は図1の例で計算してみます。固定金利か変動金利か選ぶ人の基準も様々ですが、今回は元利均等の30年固定金利とし、融資率は物件価格の9割以下でシミュレーションすることにします。

毎月の返済額が7万円なので、固定金利が年1.31%(2020年11月時点最も多い金利) だった場合、借入可能額は概算で2,082万円となります。

図2:毎月返済できる金額から借入した場合のイメージ

資料:筆者作成

頭金と諸費用の準備

住宅購入時には、頭金と諸費用も必要になり頭金をいくら準備するかによって選択肢が変わります。

頭金を多く準備することが出来れば毎月の返済額も少なくなり、購入可能な物件価格にも影響します。

だからといって、貯蓄額を全て頭金に回すのではなく、住宅購入のための諸費用や税金の支払い、不測の事態に備えるための予備資金などの事も考えて頭金の金額を決めましょう。

住宅取得時の諸費用

  • 税金
  • 登記費用
  • 火災保険
  • 住宅ローン手続き費用
  • 引っ越し費用
  • 新居の家具
  • 電化製品

など。

返済に困った時に使える制度

返済に困った時には、返済方法を変更出来る制度があり、住宅金融支援機構が相談窓口となっています。 一定期間の返済額を軽減させることや、ボーナス払いの見直し、そしてコロナウイルスの影響で収入が減少し、返済が厳しくなってしまった方向けにも返済特例が公開されています。(対象要件あり)   

返済期間を延長することによって利息部分が増え、最終的に返済額が増えてしまうことがデメリットとしてありますので、家計にゆとりが出来たら、延長した返済期間を短縮して返済総額を減らす努力をしましょう。減らしていくよう努めましょう。

家を買うときはワクワク感が増し、また大きな買い物をすることから、普段は「高いな」と感じる物も「この機会だから…」とついつい買ってしまうなど金銭感覚が鈍くなりがちです。今後のライフプランにも大きく関わってきますので、無理なく返済できるように計画を立てましょう。

執筆者:田島めぐみ
キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャル・プランナー
子どもたちが、お金について楽しく学べる講座の開催や、女性のお金の専門家としてマネー講座や個別相談業務を主に沖縄県で活動しています。得意分野は生命保険・長期資産形成・女性の起業についてなど。

キッズ・マネー・ステーション

キッズ・マネー・ステーションとは、「見えないお金」が増えている現代社会の子どもたちに、物やお金の大切さを知り「自立する力」を持ってほしいという想いで設立。全国に約160名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行います。2018年までに1000件以上の講座実績を持っています。

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