コロナ時代に戸建てが人気?人気の理由と選び方のポイントとは

コロナ時代に戸建てが人気?人気の理由と選び方のポイントとは

新型コロナウイルスは世界の様相を大きく変えましたが、住まいの選び方にもその影響を及ぼすこととなりました。

仕事の仕方やライフスタイルが変化したことで、家に求められる条件はこれまでとは異なるものになっています。この記事では「戸建て」視点で、新たな時代の住まい選びを考えてみます。

コロナ禍で見直される住まいの条件

コロナ禍で大きく変化した生活様式があります。代表的なものをいくつかあげてみましょう。

  • 密の回避
  • 行動範囲の制限(縮小)
  • 在宅勤務

このなかで特に住まい選びと直結したのが在宅勤務、いわゆるテレワークです。これまで必要としなかった家でのワークスペースの確保。在宅勤務で出現した課題です。これまで以上の広さ、フレキシブルな間取りが求められた結果、ニーズの先にあったのは戸建てでした。

十分な広さを持つ戸建てとなると、供給面、予算面から需要は都心から郊外に向かいます。密の回避という点でも郊外にはプラスの作用があったかもしれません。

コロナ禍に揺れた2020年の戸建て市場がどうだったのか。次の章でそのデータを確認してみましょう。

一戸建て市場はやっぱり人気だった!? 最新のマーケットトレンド

東日本不動産流通機構発表の「首都圏不動産流通市場の動向(2020年)」をひも解いてみます。

まず中古戸建ての成約件数を地域ごとに前年と比べてみます。

地域 件数 前年比
東京都区部 2,259件 -3.1%
東京都多摩 1,787件 -1.5%
埼玉県 2,661件 3.0%
千葉県 2,861件 2.9%
神奈川県横浜川崎 2,045件 7.6%
神奈川県上記以外 1,735件 6.6%
合計 13,348件 2.4%

東京を除きすべての地域で成約件数が前年比でプラスになっています。同じデータをマンションのものと比較するとこの動きが顕著なものであることがよりはっきりします。2020年の中古戸建てと中古マンションの成約件数の前年比を比べてみましょう。

地域 一戸建て前年比 マンション前年比
東京都区部 -3.1% -7.2%
東京都多摩 -1.5% -5.2%
埼玉県 3.0% -3.9%
千葉県 2.9% -7.4%
神奈川県横浜川崎 7.6% -4.7%
神奈川県上記以外 6.6% -3.9%
合計 2.4% -6.0%

中古マンションはすべての地域で成約件数が前年比マイナスでした。コロナ禍にあって、郊外の一戸建てのシェアが高まった可能性を、このデータは指し示しています。

一戸建てのメリット・デメリット。選び方のポイントは?

読者のなかにも、これまで一戸建てを検討していなかったけれど新たに選択肢に入ってきた、という人もいるでしょう。

新型コロナウイルスの現状から一戸建ての良し悪しを判断することももちろん大切ですが、それとは別に一般的な一戸建てのメリット・デメリットやマンションとの違いもチェックしておきましょう。

一戸建てのメリット

  • 管理費、修繕積立金がない
  • 駐車場がある
  • 間取りの自由度が高い
  • リフォームの自由度が高い
  • 最終的に土地が残る

マンションの場合、管理費と修繕積立金だけで毎月数万円はかかります。さらに駐車場代がかかるなら、10万円台になることも珍しくはありません。これらを毎月の固定費として負担しなくていいのは一戸建ての大きなメリットです。

新築時の間取りは注文住宅であれば、マンションとは比較にならないほど自由に決めることができます。また、生活スタイルが変わったときのリフォームの可変性という意味でも一戸建ては制限が少ないと言えるでしょう。

資産価値という観点からは、最終的に土地が残ることに安心感を得る人も多く、評価ポイントのひとつに挙げられます。

一戸建てのデメリット

  • メンテナンスを自分でしなければならない
  • 防犯面が脆弱なことが多い
  • 資産価値が下がるのが早い

デメリットの最たるものは、「管理費、修繕積立金がない」というメリットの裏返しでもあります。日々のメンテナンスは自分で行わなければなりません。若いときはまだしも年齢を重ねると庭の手入れなどもままならない、という声はよく耳にします。

また、将来的に必要となる修繕費用も計画的に積み立てる必要があります。マンションのように共同で負担すれば一人当たりの費用負担は下がるということもありません。。

セキュリティも一戸建ての弱点になりがちです。マンションであれば玄関キーはもちろん、エントランスにはオートロックがあることがほとんどです。2重、3重に防犯対策を施しているだけでなく、最先端の設備が導入されるケースもマンションのほうが多いでしょう。一戸建てでマンションと同等レベルの防犯対策をするならば、相応の負担を覚悟しなければなりません。

資産価値ではデメリットもあります。将来的に土地が残るのは確かですが、建物が価値を有する期間は堅牢なマンションと比べると圧倒的に早くなります。減価償却で使用される法定耐用年数を比べるとマンションの47年に対して、木造一戸建ては22年しかありません。それだけ早く価値を失うということです。

一戸建てを選ぶときに、ずっと住むから資産価値は気にしない、という考えを持つ人もいますが、将来のことは誰にも分かりません。何らかの理由で売却が必要になるかもしれません。マンションのように2回、3回と住み替える前提で、資産価値をとにかく重視するとまではいかないまでも、不測の事態を頭に入れて選ぶのは、戸建ても同様です。

まとめ

新型コロナウイルスによって、にわかに需要が高まっている一戸建てですが、短期的なメリットだけで評価するのは危険です。

一戸建ての特徴を整理し、自分や家族のライフスタイルを考えたときにマンションとどちらがいいのか。あるいは購入と賃貸ではどちらがいいのか。そういったことまで考えて決断できると、後悔のない住宅選びができるのではないでしょうか。

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鈴木玲
FP・住宅ローンアドバイザー

こんにちは。2級ファイナンシャルプランナーの鈴木です。

住宅関連の雑誌編集者を4年間、Webディレクターを10年間経験したのち、個人事業主となりました。独立によって様々な金融問題に直面したことから、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。

税金や保険、資産運用など要点をまとめてわかりやすく情報提供していくことを心掛けて活動しています。 例:パートだから社会保険に加入したくない。【2021年の条件は?】

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