第一種低層住居専用地域とは?一種低層で3階建ては可能?

第一種低層住居専用地域とは?一種低層で3階建ては可能?

第一種低層住居専用地域(一種低層)は、都市計画法で定められている用途地域のひとつです。一種低層は特に制限が厳しいため、建設できる住宅も限られています。

本記事では、マイホームを建築する際の参考になるように、一種低層のメリットや3階建ては可能なのかについて解説します。

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第一種低層住居専用地域とは

第一種低層住居専用地域(一種低層)は都市計画法9条で「低層住宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域」と定義されています。一種低層で建てられる種類は以下の通りです。

  • 住宅
  • 共同住宅
  • 寄宿舎
  • 下宿
  • 小規模な店舗又は事務所兼自宅
  • 幼稚園
  • 小学校
  • 中学校
  • 高校
  • 公衆浴場
  • 老人ホーム
  • 交番
  • 図書館

一種低層の具体的な地域としては、文京区の「本駒込6丁目」(大和郷)や品川区の「上大崎2丁目」(白金長者丸)などが挙げられます。

13の用途地域の中で特に規制が厳しい

用途地域とは、各土地の利用目的を定めたものです。2019年4月から「田園住居地域」が追加されたため、13種類の用途地域が存在します。そのうち、住宅系の地域は8種類、商業系が2種類、工業系が3種類です。

一種低層は、用途地域のうち住宅系の地域に該当します。建ぺい率限度が30〜60%、容積率限度が50〜200%に設定されるなど、用途地域の中で特に規制が厳しいことが一種低層の特徴です。

日影規制で北側斜線の高さ制限がある

一種低層では、高さ制限が設けられています。一種低層における高さ制限とは、良好な住環境を確保するため、建築物の高さが10m(または12m)以下に制限することです。

また、一種低層では日影規制や斜線制限といった制限も設けられています。日影規制は冬至の日を基準に、全く日が当たらないことのないように建物の高さを制限する規制です。北側斜線制限では、北側隣地の境界線上に一定の高さをとり、そこから一定の勾配で記された線(北側斜線)の範囲内で建築するように制限されています。

店舗の建築は限定される

一種低層では、小規模店舗でも建築することができません。ただし、非住宅部分が一定規模以下の店舗兼住宅に限り建築が可能です。

なお、国土交通省が今後一種低層でもコンビニを建築できるように規制緩和するという報道も出ています。

出典:日本経済新聞「住宅専用地にコンビニ 建築規制を緩和へ」

3階建ては建築しにくい

高さ制限や日影規制、北側斜線制限に引っかかる可能性が高いため、たとえ住宅であっても3階建ては建築が難しいです。一種低層での建築を考えるのであれば、2階建てを前提にしておいた方が良いでしょう。

一低のメリットとデメリット

土地を選ぶ際の参考にできるように、一種低層(一低)のメリットとデメリットを紹介します。

住環境の良さがメリット

一定において、様々な厳しい制限があるため、建物が密集せず高層ビルやマンションも立ちにくい傾向にあります。閑静で日当たりの良い住環境を確保しやすい点がメリットです。

年数を経ても日照面などで快適な住環境が持続されるため、所有する土地の価値が大きく変動する心配もいりません。

利便性はあまり良くない点がデメリット

高い建物を建築できないため、学校の近くに住むことは期待できません。また、コンビニやスーパーなどの商業施設も建てられないので、買い物が不便になるでしょう。

このように、車がないと不便な地域である点がデメリットです。

一低ならではの特徴を理解する

一低で建築する前に、他の用途地域と何が異なるのか理解しておくことが大切です。他の住宅系用途地域の違いや、一低での居住に適している人について解説していきます。

他の住居地域と何が違うのか

一低以外の住宅系用途地域に、「第二種低層住居専用地域(二種低層、二低)」「第一種中高層住居専用地域」「第二種中高層住居専用地域」「第一種住居地域」「第二種住居地域」「準住居地域」「田園住居地域」があります。

一低と同様の高さ制限があり、主に低層住宅向けの地域が二低です。ただし、二低では床面積150㎡までの店舗建築が可能なため、コンビニや飲食店も建てられる点が一低と異なります。

2019年より新たに追加された田園住居地域は、農業と調和した低層住宅の環境を守るための地域です。一低や二低、田園住居地域以外の住宅系用途地域には、高さ制限がありません。

一低での居住に適している人とは

閑静な住環境で暮らせるので、ストレスフリーの生活を送りたい人におすすめです。また、商業施設との距離感から徒歩での買い物には少し不便なので、車などの移動手段を確保できる人に適しています。

一低を選択する際の注意点

一低で建築する際にはさまざまな制限があるため、他の地域で住宅を建築するよりも建物が小規模になりがちです。一低を選択する際に特に気をつけておきたいポイントを解説します。

自分の目指す生活に適しているか考える

一低を選択する際には、学校や商業施設が近くになくても問題ないか、3階建てを立てる予定がないかなど、自分の目指す生活に適しているかを考えることが大切です。

用途地域の境界に注意する

一低では、建物が密集しにくい点や商業施設が建たないことから、閑静で日照も確保できる快適な環境を実現しやすいです。しかし、居住する地域と隣接する用途地域も確認しなければなりません。

例えば、幹線道路沿いが商業地域などの場合、高層ビルが建つことで日照を守れないケースが出てきます。また、商業施設からの騒音などが境界を超えて自宅まで届くこともあるでしょう。一低の土地を購入して後悔しないように、まずは周辺地域を見学するようにしてください。

なお、一低に隣あった地域の高層マンションに居住すると、高い建物が建つ心配がなく半永久的に眺望が守られるのでおすすめです。

3階建てなら第一種低層地域以外がベター

第一種低層地域(一種低層)だからといって、3階建てを建築できないわけではありません。しかし、一種低層には高さ制限や日影規制、北側斜線制限といった様々な制約が存在します。

いずれかの規制に引っかかるだけでも建築が困難です。どうしても3階建てを建築したい方は、一種低層や二種低層以外の用途地域での建築を検討してみてはいかがでしょうか。

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