同じマンション内、近所の住み替え客を狙え!わずか10日で西東京市のマンションを売却

今回は、西東京市にある西武柳沢駅のリフォーム後、わずか10日で売れたマンションを紹介します。今まで1万件の物件を仕入れてきたプロ監修のもと、このわずか10日で売れた物件から早く不動産を売るコツについて解説します!
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1,西武柳沢駅の駅近マンション
1-1.西武柳沢駅周辺ってどんな街?
西東京市にある西武柳沢駅は、上石神井駅から急行に乗り継いで西武新宿駅まで23分、三鷹駅や吉祥寺駅にもバス便が通り、新宿、中央線沿線の駅には通いやすい立地です。街中は閑静な住宅街が広がり、落ち着いたのんびりとした雰囲気です。
筆者の西武柳沢駅周辺のおすすめグルメは、「とんかつ 日の出」。西武柳沢駅と東伏見駅のちょうど中間にあるレトロな街の洋食屋で、1000円札1枚で、ボリューム満点の洋食が食べられます。丁寧に下処理して揚げられた柔らかいヒレかつがおすすめです。
1-2.西武柳沢駅周辺のこれからは?
西武柳沢駅の南口はロータリーを設けた駅前広場が整備される一方、北口は狭い路地に商店や住宅が立ち並びます。西武新宿線沿線の駅周辺の再開発、交通環境の改善は各自治体の課題とされており、西東京市でも「西武新宿線 井荻~西武柳沢間」の立体交差事業が進められる予定となっています。
ただ、工事区間は東伏見駅から西武柳沢駅手前までとなっており、西武柳沢駅周辺の再開発は今後を期待といったところ。西武柳沢駅周辺の売却相場はオウチーノの「西東京市の不動産売却相場」で確認できます。
1-3.西武柳沢駅の中古マンションをリフォームして売り出し
西武柳沢駅の北口から10分弱歩いたところにある小規模なマンション。建てられてから20年ほど経つ物件ですが、タイル調の外観がそこまで古さを感じさせません。室内は、長年お住まいだったこともあり、古くなっていたので、当社が買い取った後、フルリフォームして3980万円で売り出すことにしました。
2.売却活動でアプローチすべき人は?
2-1.築20年の中古マンションが、リフォーム後すぐに売却
少しでも多くの人に物件が売り出し中であることを知ってもらうために、リフォーム工事が始まる前から売り出し始めます。リフォーム工事中はなかなか買い手が見つかりませんでしたが、水回りや床などをすべて入れ替え、新築同様にして、部屋を内覧できるようにしたところ、リフォーム後、わずか10日で売却が決まりました。
購入したのは、同じマンション内に賃貸でお住まいの方。月々の家賃の支払いがもったいなく感じていたということで、今回の購入に至ったそうです。住み慣れたマンションで、新築同様の部屋に住み替えることができて大変満足しているとのことでした。
2-2.同じマンションや近隣の人は「良客」
不動産売却において「このマンションがいい」と言って買ってくれる「指名買い」のお客さんは有難い存在です。
同じマンション内に住んでいる人であれば、そのマンションの設備、仕様、良さはよく知っていますし、マンション内に知り合いの住人も多いでしょうから、マンションの仕様・設備、近隣住民に関する不安が少ないです。
また、同じマンション、近隣の人であれば、あの居酒屋のご飯が美味しい、あの整体師の腕がいいなどその街の特徴をよく知っており、周辺環境が不安で購入をためらうことがありません。家を売る際にも周辺環境やマンションの仕様に納得して購入するため、過度な値引き交渉なども避けられます。
今回は、賃貸で住んでいた方が、どうせなら買ったしまいたいということで、住み替えられたお客様のケースでしたが、こんな方もいらっしゃいます。
・マンション自体は気に入っているが、2LDKの部屋では手狭になってきたので、同じマンション内のより広い3LDK、4LDKの部屋に引っ越したい
・同じマンションに住む両親と同居するために広い部屋を探している
2-3. 近隣での住み替え客に売り出しを知ってもらおう
通勤に便利なので今の街に住み続けたい、近くに住む両親のことが心配だから遠くに引っ越すことはできない、今の住まいに不満があり住み替えはしたいけれど、長年住み慣れた街から離れたくない人はたくさんいます。
不動産の売却活動において、同じマンション、周辺の住人に物件が売り出していることを知ってもらうことは、非常に重要です。
不動産売却では、売却活動の多くを不動産会社に委ねます。最後に、売却活動を成功させる不動産会社の選び方を伝授します。
3.売却を成功させる不動産会社の選び方
3-1.複数の会社に売却査定を依頼する
不動産を売却する際、まず売りたい物件を不動産会社に査定してもらい、「査定価格」と呼ばれるこの物件は「いくらで売れるか」という額を出してもらいます。この際、一社だけではなく、複数の会社に依頼するのがポイントです。
というのも、一社だけでは、その査定価格が適切かどうか判断が難しいので、複数の会社の提案内容を比較する必要があるからです。また、一社だけ極端に高い査定価格を出す会社があれば、注意が必要です。契約を結びたいがために実際には売却が難しい額で、査定価格を出しているかもしれないからです。
査定価格は、あくまでも各不動産会社が過去の成約事例や周辺環境や物件の状況などを元に算出した価格であり、実際にその価格で売れることを約束した価格ではありません。ある種、無責任な価格であることを知っておきましょう。
3-2.広告活動の中身も詳しく確認する
今回の事例からわかるように、同じマンションや物件周辺の人にその物件が売り出しを知ってもらうことは、非常に重要です。
不動産会社に売却の相談をすると、査定価格の提示と合わせて、ポータルサイトの掲載やマンション内や近隣物件へのチラシなど広告活動についても説明があります。活動の詳細についても比較するようにしましょう。
さらに、相談した不動産会社がその地域に多くの顧客を持ち、そのマンションや同じ価格帯や広さで探している顧客がいるのであれば、すぐに売れる可能性が高まります。不動産会社を選ぶ際のポイントとして押さえておきましょう。
とはいえ、その不動産会社の顧客が必ず自分の売却しようとしている物件を購入してくれるとは限りませんし、まれに業者によっては契約を取りたいがために「買いたいお客さんがいます」と嘘の情報を伝えてくる場合があります。
「買いたいお客がいると信じて契約したのに、全然売れなかった」そんなことを避けるために不動産会社の選び方で一番重要なのは、「一般媒介」で契約することなのです。
3-3.「一般媒介」とは?
不動産を売却する際、不動産売却を依頼する会社と「媒介契約」と呼ばれる契約を結びます。この媒介契約には、「一般媒介」、「専任媒介」、「専任専属媒介」という契約があり、「一般媒介」だけが複数の会社と契約することができます。
「一社にお願いする専任媒介や専任専属媒介でないと、不動産会社がやる気をなくして売却活動をきちんとしてくれない」などと書かれた記事を見かけることもありますが、都内の物件であれば人気があり、まず間違いなく売れるので、一般媒介でもいいから契約してほしいのが不動産会社のホンネです。
この一般媒介であれば、複数の会社と契約ができ、様々な顧客を紹介してもらえるので、買いたい言っている顧客がいると信じて一社とだけ専任・専任専属媒介を結んで、なかなか売れずに苦労したという問題を避けられます。
3-4.売り出し始めた後は、自分の物件の「見え方」の確認も
不動産会社と契約して売り出し始めた後も、インターネットで自分の物件がどのように掲載されているかは都度、確認しましょう。
自分の物件の写真は、住んでみたいと思わせるくらい綺麗か、同じマンションや近隣の人が見て「あのマンション」と特定できる形になっているか、物件の魅力がテキストで伝えられているか、周辺環境の情報に過不足はないかなど、自分も買主になったつもりで確認してみてください。
4.まとめ
今回は、西東京市の西武柳沢駅のリフォーム後わずか10日で売却できた物件を例に、売却活動を成功させる不動産会社の選び方について紹介しました。
不動産を売却する際、自分の住まいを気に入ってくれる人に早く出会えるよう参考にしていただければ幸いです。
今回の物件
項目 | 詳細 |
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市区町村 | 東京都西東京市 |
最寄り駅 | 西武新宿線 西武柳沢駅 徒歩10分以内 |
所在階 | 5-10階 |
築年数 | 約20年 |
広さ(間取り) | 約70㎡(3LDK) |
向き | 南 |
売出価格 | 3980万円 |
成約価格 | 3900万円 |
売却時期 | 2021年冬 |
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