【不動産屋に騙されない方法】足立区の2LDKが3900万円で売れたワケ

家をこれまで売ったことがない方、
家を売るなら不動産会社に全て任せた方が安心だと思っていませんか?
でも実は、家を高く売るチャンスを知らずに捨てちゃっているかもしれません...
この記事では、お隣よりも700万円以上高く売れた足立区のマンション売却の事例から、家を高く売るために不動産会社と結ぶべき契約を解説します!
目次
1. 家の売却で、知らずに損する人が多いって本当?
2. なぜお隣よりも700万円以上高く家が売れた?
3. ~まとめ~ 家を高く売るにはどうすればいい?
1. 家の売却で、知らずに損する人が多いって本当?
Q. どのような原因で安く売ってしまうことが多いのでしょうか?
今回は、家を高く売るのに適した契約を不動産会社と結んだ結果、同じ広さの隣の部屋よりも700万円以上高く売れた足立区のマンションを例に解説します。
◆フルリフォーム済、2LDKマンション

今回紹介するのは、梅島駅から徒歩10分圏内の場所にある中古マンションです。築年数は約20年、広さは約70㎡(2LDK)のリフォーム済みの部屋です。
梅島駅は、東武鉄道(伊勢崎線)が乗り入れています。
駅前は、スーパーや飲食店だけでなく商店街も広がっているので、仕事・通勤帰りに買い物しやすく生活利便性も高くなっています。

駅周辺には、海外の庭園をモチーフにした「ベルモント公園」があり、近隣住民の憩いの場となっています。その近辺には「とんかつきたはら」があり、ジューシーな国産肉とサクサクした自家製パン粉でできたトンカツを求めに多くの方が通っています。
そんな街に位置するこの2LDKの家を売るため、不動産会社に仲介を頼むことに。家を売るにはまず不動産会社と「媒介契約」を結ぶ必要があるので、どの媒介契約を結ぶかを考えました。
媒介契約:仲介で家を売る際に、不動産会社と売主との間で結ばれる契約。この媒介契約には3種類の契約が存在します。
話に戻る前に、媒介契約の種類について先に説明します!
一般媒介契約:他2つの契約と異なり、複数の不動産会社に媒介を依頼することができる契約です。知り合いなどを通じて自分で買主を見つけ、取引を進めることも可能です。
専任媒介契約:数ある不動産会社の中から一社だけしか結ぶことができない契約です。しかし、知り合いなどを通じて自分で買主を見つけて取引を進めることは可能です。
専属専任媒介契約:複数の不動産会社に媒介を依頼することも、知り合いなどを通じて自分で買主を探すことも禁止されている契約です。
このうち、不動産会社からは「専任媒介契約」を提案され、「専任媒介契約を結んでくれれば、優先的に家を売るのでより高く売れる」と言われました。

魅力的な提案でしたが、「1社だけではなく、複数の不動産会社に売却を手伝ってもらった方が、売れやすいのでは?」と考え、結局「一般媒介契約」を結びました。
売出価格は3900万円。このマンション内の同じ広さの部屋の売却価格は2900~3200万円だったので、強気の価格付けと言えます。
家を買ってくれるが見つかるまでに3カ月半かかりましたが、当初の売出価格から90万円値下げした3900万円で家を売ることができました。
つまり、周りの部屋よりも700~1000万円も高く売却できたことになります。
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2. なぜお隣よりも700万円以上高く家が売れた?
一般媒介契約は他の契約と違って、複数の不動産会社が家を買ってくれる人をそれぞれ見つけてくれるので、家を高く買ってくれる人に出会う確率が上がります。
Q. 専任媒介契約や専属専任媒介契約では高く売れないのですか?
専任媒介契約と専属専任媒介契約には、一般媒介契約と違って3カ月の契約期限が存在します。
高い価格で家を売り出してしまうと、不動産会社は契約期間内に家を売ることが難しくなります。そのため、専任媒介契約や専属専任媒介契約を結んだ不動産会社は、家を高く売ろうとはしません。

不動産会社にとって、時間をかけて1つの家を高く売るよりも、値下げしてでもスピーディーに売る方が、利益を確保しやすいのです。
大幅な値下げをしてまで家を早く売ろうとする不動産会社も残念ながら存在するので注意が必要です。
Q. そんなに得な契約なのに、一般媒介契約を選ぶ人が少ないのはなぜですか?
Q. なぜ強く勧めるのですか?
専任媒介契約や専属専任媒介契約であれば、媒介を行うのは1社のみなので、不動産会社はほぼ確実に仲介手数料を得ることができます。
また、専任媒介契約の獲得数のノルマを営業マンに課す不動産会社も珍しくありません。そのため、専任媒介契約を結ぶよう要求する不動産会社も多いので注意しましょう。
今回の梅島駅周辺の物件でも、不動産会社は専任媒介契約を提案してきましたよね?
専任媒介契約を提案した理由にはそのような事情があったのだと思われます。
不動産会社は一般媒介契約を結んだ売主よりも、専任媒介契約を結んだ売主の売却活動をを優先しやすいです。
一般媒介契約の場合、家を高く売るには3カ月以上はかかると見たほうがよいでしょう。
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3. まとめ 家を高く売るにはどうすればいい?

今回は、足立区のマンション売却事例から、家を高く売るには不動産会社とどの契約を結ぶべきかについて解説しました。
ただ、実際は他にも、家を高く売るため、売却で損をしないために知っておくべきことがたくさんあります。
◆今回の物件
項目 | 詳細 |
---|---|
市区町村 | 東京都 足立区 |
最寄り駅 | 梅島駅 徒歩10分以内 |
所在階 | 低層階 |
築年数 | 約20年 |
広さ(間取り) | 約70㎡(2LDK) |
向き | 東 |
売出価格 | 3990万円 |
成約価格 | 3900万円 |
売却時期 | 2021年6月 |

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