中学受験に習い事は必要?「おすすめの習い事」BEST4を元塾講師が解説

元塾講師に聞きました!「中学校受験に習い事は必要ですか?」

こんにちは、元進学塾講師で現在は幼稚園教諭をしているライターのnammmyです。

低学年まではがんばって習っていた習い事も、高学年になりいよいよ中学受験への準備が本格化すると、辞め時に悩んだり、塾代がかさんで金銭的な負担になったりと、悩みのタネになることも多くあります。

今回は中学受験塾の社員として働いていた経験を活かし、中学受験におすすめの習い事、また受験中の習い事はしてもいいのか等、受験と習い事の関係の気になる点をご紹介します。

人気の習い事BEST3

中学受験をした子ども達に人気の習い事はどのようなものがあるでしょうか? 実際に私が教えていた子ども達の人気BEST3を男女別にご紹介します。

小学生男子に人気の習い事

  • 1位:公文や学研などの学習塾
  • 2位:伸芽会やイクエルチャイルドアカデミーなどの幼児教室
  • 3位:スイミング・ダンス・空手

小学生女子に人気の習い事

  • 1位:伸芽会やイクエルチャイルドアカデミーなどの幼児教室
  • 2位:公文や学研などの学習塾
  • 3位:バレエ・ピアノ

男女ともに、中学受験をするご家庭は幼児期から教育に対しての意識が高く、公文や学研などをやっている子どもが多くいました。

私が教えていた塾のある地域は都内の文教地区ということもあり、小学校受験をする子が全体の半分ぐらいおり、何らかの小学校受験対策をしているご家庭も多くありました。

また男の子は小学校の課外でやっている空手をほとんどの子がやっており、女の子はピアノやバレエなどに通っている子が多くいました。

受験に有利な習い事とは?

中学受験おすすめ習い事①水泳

中学受験をする際におすすめの習い事の1つ目は水泳です。
受験勉強は1日に何時間も机に向かうため、その姿勢を保つための体幹が必要になります。

足を組んだり、肘をついたり、体を倒していては疲れやすく、集中力も持ちません。

そのため、体幹を鍛えることができ、全身隈なく筋力がつき、風邪も引きにくくなる水泳は一番のおすすめです。
水にはリラックス効果もあるので、ストレス発散にも繋がります。

中学受験おすすめ習い事②ピアノ

おすすめの習い事の2つ目はピアノです。
昔は蛇口もひねるタイプがポピュラーで、日常生活の中で自然と指先の力をぐっと入れる動作が多くありました。

しかし現代ではそのようなものが減り、指先の筋力が衰えており、長時間鉛筆を正しく持つことが苦痛になる子が増えています。
そんな時に指にぐっと力を入れるピアノをやっておくと、指先の体操にもなり、おすすめです。

こちらも受験の合間にちょっと曲を弾くだけでもストレス発散になるのでおすすめです。

中学受験おすすめ習い事③武道

3つ目に空手などの武道です。
精神力が鍛えられること、また背筋がびしっとし、集中して勉強に取り組む姿勢を作ることが自然とできるのでおすすめです。

中学受験おすすめ習い事④幼児教室

そして4つ目は伸芽会やイクエルチャイルドアカデミーなどの幼児教室です。 受験算数のつまづきポイントとして立体や形を挙げる子が多くいます。

幼児教室で受験算数で出てくるような形の問題をパズルや積み木、折り紙等を使ってやっていると、感覚的に問題を解くことができるようになります。
高学年になってくるとなかなか具体物を用いて形の勉強をすることはできません。

もし小さい時から中学受験をさせたいと思うのであれば、幼児教室に思い切って通ってみるのもありです。
幼少期の経験が受験期に活きてくるので中学受験を見据えた習い事としておすすめです。

習い事をしている子・していない子の違いとは?

習い事をしている子どもの一番の力は精神力です。

受験勉強は簡単なことばかりではなく、誰しも必ずプレッシャーや困難にぶつかります。
特に算数は問題が難しく、苦戦して涙してしまう子も多くいます。

そのような時にそれを乗り越える経験が受験勉強が初めてだと、親子共々とまどってしまいます。

難しいことでも一生懸命こつこつとやれば、必ず努力が実を結ぶ経験を受験を行う前にしておくと強みになります。

受験と習い事の両立は大変?習い事をやめるタイミングとは

中学受験の準備が始まると、塾によっては夏だけでウン十万必要なこともあります。
夏期講習に短期の集中講座、合宿費に教材費と多額のお金がかかります。
そうすると金銭的に他の習い事をさせることがきつくなるご家庭も多いでしょう。

塾の宿題は算数だけでも計算ドリルが1週間に1日1ページ、予習、復習のドリルが5ページ、テキストから3ページにそれが4科目となるとかなりの量になり時間の確保も必要になります。
勉強に専念して欲しいと思う親御さんも多いでしょう。

また、子ども達はちょっとでも友達と遊ぶ時間が欲しい、受験勉強と他の習い事の練習時間を捻出するのが苦痛になる子も多くいます。

そのようになって限界をむかえる前に、受験勉強を始める前にあらかじめここまでいったらやめても良いと子どもと話し合っておくのがおすすめです。

例えばスイミングだったら4泳法泳げるようになったら、ピアノだったら発表会が終わったら等と区切ることで、気持ちよくやめることができます。

受験と習い事の両立は正直にいうとかなりきついです。
本人が望まない限りは小学校5年生までに整理するのがおすすめですが、本人が望むのであれば一つであれば継続しても大丈夫です。

ズバリ!中学校受験に習い事は必要?

中学受験の準備に必ずしも習い事は必要ではありません。

しかし、入試という大きな舞台で緊張しないための精神力や、厳しい入試勉強期間を乗り切る忍耐力を習い事を通じて身に着けることができるので、何か一つ自分の強みとなるものをやっておくのは良いことです。

また、12歳というまだまだ幼い時期に、勉強一色になってしまうのもストレスになってしまいます。
そんな時に他の習い事で良いガス抜きができるのであれば、中学受験まで続けていてもかまいません。 指をけがする心配のあるバレーボールやバスケットボールなど、また練習時間があまりにも多い水泳の選手コースなどはおすすめできませんが、それ以外で金銭的負担にならず、子ども自身が望んでいるのであれば続けても構いません。

例えばサッカーが好きな子であればサッカーの強豪校を受験することで、受験勉強をがんばろうと思える原動力になるからです。

うまいこと習い事と付き合い、合格を勝ち取った子も多くいます。

大切なことは親だけでなく、子どもとしっかり話しあうこと。 少しずつ子ども達も精神的に大人に近づき、親が一方的に話すだけでは反発することもあります。
子どもが塾や学校の先生を慕っている場合は3者面談等で話しあってみても良いかもしれません。

ぜひベストな方法をお子さんと一緒に見つけてみてくださいね。

nammmy
幼稚園教諭(元塾講師)

大学で児童学を専攻、新卒で低学年専門教諭として塾に勤務。結婚を機に幼稚園教諭に転職。 今は1歳と3歳の2児の男の子ママとして育児の傍ら、ライターをしています。