意外と知らない「学資保険」と「子ども保険」の違い とは?

意外と知らない「学資保険」と「子ども保険」の違い とは?

こんにちは、キッズ・マネー・ステーション認定講師でファイナンシャルプランナーの三好信行です。

「子どもが生まれたら『学資保険』って入るの? 入らないといけないの?」
「『子ども保険』って耳にするけど、どう違うのか」
など、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、学資保険と子ども保険の違いについて、説明したいと思います。

学資保険と子ども保険の違い

学資保険と子ども保険の違いを一言でいうと主となる保障が違います。

多くの保険会社がそれぞれのネーミングをつけて商品を販売していますが、そもそも学資保険と言う言葉は保険会社の作った言葉であり、基本のしくみは養老保険(満期金がある保険)なのです。

例えば、子どもが生まれて0歳もしくは小学校に入学する6~7歳までにご契約し、満期になる15歳や18歳の高校大学でまとまったお金が必要な時に保険金を受け取るしくみです。
そこに、病気の時やケガをした時に保障される特約等も追加することもできます(例外あり)。

子ども保険は学資保険とは逆に、病気やケガで入院や通院した時に保障してくれることをメインにした入院保険であり、特約で学資保険より少額の一時金を健康お祝い金や満期金といった形で受け取ることができる保険なのです。

学資保険の目的

学費のなかで、一番お金がかかると言われているのは、やはり大学4年間です。

文部科学省の調査によると、国立大学では、入学金28万2,000円と授業料が年間53万5,800円の4年間で214万3,200円。総額で242万5,200円となります。別途かかる費用として教科書代・施設設備費・実験実習費・交通費等もあります。

私立大学文系で平均(平成29年度文部科学省調査より)すると入学金で約24万円と授業料が年間約80万円の4年間で320万円。総額344万円となり、さらに約15万円の施設設備費が4年間で60万円プラスされ、合計で約400万円を超える金額が必要となります。
なお理系・医学系はこれ以上かかるのです。

これらのことを考えて、子どもが生まれたときに将来的な学費に向けて準備し、少しでも負担を軽減させる目的で加入する保険が学資保険なのです。

子ども保険の目的

幼少期の子どもは、よく病気やケガをします。突然だったり夜間や休日だったりすると親は大変なことになります。何も起こらないことの方がいいのですが、子どもが緊急入院した時、もしくはちょっとしたケガの時でも保障があることで親の心に余裕が生まれます。

そんな時のために加入しておくと安心なのが子ども保険になります。何かあった時には入院日額や通院日額が受け取れ、また何も請求がなかったときには健康お祝い金的な少額のお金も受け取れるものもあります。

ただし、今は各自治体で内容は異なりますが、医療費支援制度等一部負担で中学卒業もしくは高校卒業まで入通院等の医療費を支援する制度があります。これは保険でどの程度病気やケガの保障を用意するかに関わってくるので、お住いの自治体のホームページでその地域で受けられる支援についてご確認することをおすすめします。

学資保険と子ども保険加入で大事なこと

加入する場合は、学資保険や子ども保険は目的に応じて加入しましょう。特に学資保険は加入時期によっては満期金の受取時と資金の必要時がずれてします恐れもあります。

ご家庭の収入と家族構成とのバランスを考えながら将来にむけたプランニングをしていくことが大切です。

執筆者:三好信行(みよしのぶゆき)
キッズ・マネー・ステーション認定講師 / ファイナンシャルプランナー
大学を卒業後、地域金融機関に9年と外資系生命保険会社に19年の金融畑一筋で、子育て世代のお金の相談から住宅ローン相談・相続事業承継までお金にまつわる相談実績を多数携わってきております。日々どんな方々とお会いできるか楽しみにしています。

キッズ・マネー・ステーション

キッズ・マネー・ステーションとは、「見えないお金」が増えている現代社会の子どもたちに、物やお金の大切さを知り「自立する力」を持ってほしいという想いで設立。全国に約160名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行います。2018年までに1000件以上の講座実績を持っています。