外出自粛で増える子どもの「ゲーム課金問題」親ができる7つの対策をFPが解説

外出自粛で増える子どもの「ゲーム課金問題」親ができる7つの対策をFPが解説

こんにちは。キッズ・マネー・ステーション認定講師、ファイナンシャルプランナーの串宮由紀子です。

外出自粛が続き、子ども達のゲーム時間が増えることによって「ゲーム課金」のトラブルが増えることも懸念されています。

無料で遊べるゲームでも、進めていくうちにアイテムなど課金しなければ手に入らないものもあり子どもが無断で親のクレジットカードを持ち出し課金してしまった、また子どものスマホに親のクレジットカード情報が残っていて課金できてしまい、後日高額の請求書が届いたなどの事例が起きています。

全国消費生活情報ネットワークシステムに寄せられたオンラインゲームに関する相談は2016年度に4,094件だったのに対し、2019年度は4,941件(相談件数は2020年3月31日現在、消費生活センター等からの経由相談は含まず)と900件近く増えています。

そこで、今回は「ゲーム課金」との上手な付き合い方についてご紹介したいと思います。

「ゲーム課金」はどうやってするの?

「ゲーム課金」はクレジットカードなどの「見えないお金」を使ってオンライン上で決済するため、減っていくのが分かる現金に比べてお金を使っている感覚を感じにくく、ゲームに没頭するあまり使いすぎてしまうなどの問題が出てきます。

「ゲーム課金」をする主な方法は次の3つです。

  1. プリペイドカード 事前にプリペイドカードを購入し、課金する。
  2. クレジットカード クレジットカード番号を入力して課金する。
  3. 携帯キャリア決済 携帯電話、スマートフォンの料金と合算して課金する。

このうち、子どもが課金をするのであればプリペイドカードを購入する方法がベストだと思います。プリペイドカードを購入しての課金であればプリペイドカードの金額内しか使うことができないので、使いすぎることもありません。

しかしプリペイドカードはコンビニやスーパーなどで手軽に購入することができます。そのため子ども自身が親に内緒で購入することも可能ですので、その点は注意が必要です。

「ゲーム課金」との上手な付き合い方

課金してもいい金額を決める

親子でルールを決めましょう。1ヶ月いくらまで。おこづかいの範囲内で。課金するときは親の許可を得る。課金の方法など、ご家庭のルールを決めてください。

もしかすると守れないこともあるかもしれません。そのときはどうしたら良かったのか、親子で一緒に考えてみましょう。大人になったらクレジットカードを使って課金することも可能になります。子どものうちに失敗をして学ぶことはとても大事なことだと思います。

トラブルを未然に防ぐために親ができることとは?

トラブルを未然に防ぐために親がどんな対策をすればいいでしょうか。
ちょっとしたことですが、知っているだけで防げることもあります。

①生年月日などの利用者情報を正しく入力しているか確認しましょう。

未成年では購入できないものも嘘の年齢を入力することでクリアしてしまうことがあります。

②クレジットカードの管理をしましょう。

子どもが簡単に持ち出せるところにクレジットカードを置いていませんか?スマホやパソコンにクレジットカードの情報を登録していませんか?子どもが勝手に使えないようにクレジットカードの情報を知られないようにしましょう。

③パスワードの管理をしましょう。

簡単に子どもにも知られてしまうような誕生日や電話番号で設定するのは危険です。

④ペアレンタルコントロールを利用しましょう。

Androidやiosでは利用できる機能に制限をかけることができます。子どもが利用する端末にはペアレンタルコントロールを設定しましょう。

⑤クレジットカードの利用明細を確認しましょう。

身に覚えのない請求があった場合は、まずはクレジットカード会社に連絡してみてください。

⑥メールの確認をしましょう。

各ストアなどでアプリを購入すると購入完了のメールが送信されますので細目にチェックしてみてください。

⑦親もゲームに関心を持ち、システムを理解しましょう。

子どもが遊んでいるゲームのことを全く知らないのは何かトラブルがあったときに困ります。どんなゲームなのか、誰と遊んでいるのか、課金の状況など知っておくことも必要です。
もしも困ったことが起きたときはお住まいの地区の消費生活センターに相談するようにしましょう。

これからの時代、スマホやパソコンなどのオンラインを全く利用しないということは現実的に不可能です。

便利である反面、使い方を間違えるとトラブルが起こりやすくなります。
子ども任せにせず、親も把握しながら一緒にやってみることが上手に付き合っていくための秘訣といえるでしょう。

執筆者:串宮由紀子(くしみや ゆきこ) キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャルプランナー
2013年、ママ達が気軽にお金について話す場を設けたく、マネーサロンなないろを立ち上げる。子連れOK、少人数制、座談会形式のマネー講座を開催。
2014年9月ママとキッズがトータルでお金について学べる「ママとキッズのお金管理マスター塾」を開講。子育て中のママという立場から、ママと子ども達へお金についてわかりやすく伝授している。現在自分も2人の娘(中2、小5)にマネー教育を実践。

キッズ・マネー・ステーション

キッズ・マネー・ステーションとは、「見えないお金」が増えている現代社会の子どもたちに、物やお金の大切さを知り「自立する力」を持ってほしいという想いで設立。全国に約160名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行います。2018年までに1000件以上の講座実績を持っています。